「ゆるふわシニア」のブログ

60代おひとり様の過去・現在・未来について

福祉の仕事あれこれ

こんにちは~ゆるふわです。

それは20年も前のことです。

私は二人の息子を育てるために副業を考えていました。

それが時間の融通の利くヘルパーだったのです。

ヘルパー最初の仕事

当時はヘルパー2級といった資格を取り最初に入ったのは身体障害のご夫婦の家でした。

3歳になるお子さんもいました。

料理・洗濯・トイレ・入浴支援が主な仕事でたまに出かけるときの付き添いもしました。

そこには5年近く入っていたと思います。

その日は家族で食事に出かけるということで付き添いました。

電車に乗り少し賑わっている町までの移動でした。

電動車いすでの移動に子供は慣れている様子で車いすの後ろに付いている足を掛けられる部分にヒョイと乗って立っていました。

家族での外出がうれしかったようでピカピカと光るビルを指さしながらお母さんと話をしていました。

いつも誰かしら付き添いのある生活にも慣れていました。

今となっては良い思い出です。

そんなある日のこと

二足の草鞋を履いていた私に声がかかったのです。

事業所を立ち上げるんだけどやってみない

その事業所とはヘルパーとグループホームでした。

悩んだ末

「やってみまーす」と返事をしました。

そこからはヘルパーをしながらヘルパーをまとめる役も加わりました。

ビルの1階がヘルパーステーション

2,3階が障害者のグループホームでした。

しかし5年ほど働くと職員同士の意見の相違も出てくるものです。

自分で事業所を作ってみたい

雇われているのは嫌だ。自分でやってみたいという衝動にかられてしまい気の合うヘルパー友人とも話が弾み二人で立ち上げることになりました。

それが

高齢者のデイサービスです。

ここからは高齢者との関りです。

二軒目が出せるほど順調でした。

毎日が楽しくてこれが私の天職だー

と思ったほどです。

事業所内にケアマネジャーを雇えるほどでした。

月日は流れ、私はケアマネジャーの仕事を身近で見て感じてしまったのです。

ケアマネジャーの資格を取る

その時、私は52歳でした。

自分の中で決めたことは試験は一度だけでやめる事

そう心に誓い1年間猛勉強をしました。

「私こんなに勉強してーもしかしたら東大も入れるんじゃない」なんて

思うくらい時間を費やしました。

ケアマネ合格

それからケアマネ業です。

先に入ったケアマネに教えてもらいながら新規の受け入れをしていきました。

高齢の利用者というよりその家族とのいざこざも数件はありながらもどうにかこなしていけていました。

ケアマネ業は物ごとを深く考えたり、あったことを引きずってしまう人には不向きです。

先輩ケアマネは淡々ともしかしてそれは薄情じゃないのと思うくらい後に引きずらない人でした。

一緒に関わるとそういうところも見えてきてしまうものだと悟りました。

だからこそ長く続けていられるんだとも感じました。

私には不向きかも知れないと思いながらも8年間やり続けました。

でも体と心は悲鳴を上げていたんです。

そんな体や心に応じず働いた結果、体調を崩してしまいリタイヤです。

しばらく仕事は休止でした。

でも私はめげないです。

新たに障害者のグループホーム

で働き始めました。

ケアマネの資格を持っていたおかげでグループホームで必要なサービス管理責任者

という資格を取り働いています。

高齢者と違い身体を抱えたりという動作はなく、腰にも優しい今の職場では70歳を超えている人も生き生きと働いています。この先、もう少し歳を取っても働いていくことができるかなと思っています。